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骨や関節の痛みの解消へ
人生100年時代を支える技術

高齢になると骨や関節などに加齢性の変化が生じ、痛みの原因となります。それが日常生活を円滑に送る妨げになることが多いものの、手術への不安から痛みを我慢してしまう人も少なくありません。

しかし、痛みを抱えながらの生活は、行動範囲を狭めたり、やりたいことを我慢しなければならない可能性が生じます。ジョンソン・エンド・ジョンソン メドテックは、整形外科手術を受ける患者さんの早期回復、患者さんのQOL(生活の質)向上を目指して、身体にやさしい手術を可能にする整形外科用製品の開発や術式の普及に尽力しています。

日常生活を脅かす関節などの痛み

人は加齢とともに骨と骨の間でクッションの役割をしている軟骨がすり減り、歩行時に骨同士がこすれて痛みが出やすくなります。また高齢になると、脊椎の椎骨の間にある椎間板の変性や、椎骨の変形などの加齢性変化もみられるようになります。膝や股関節を動かす際の痛みは、薬による治療での改善が難しいケースも多く、受診が遅れるほど症状が悪化する可能性が高まります。

さらに、痛みから背中や腰、関節をかばうことで身体に無理な負荷がかかり、痛みから外出を控えてしまうなど活動量が減少します。その結果、筋肉の衰えなどから転倒などのリスクが高まり、骨折に至ることで要介護や認知症発症の引き金となってしまうこともあり得ます。

骨折や痛みが強くなって歩行に障害が出てしまうと、多くの場合手術が必要になりますが、「痛みが取れた後にどんな生活を送りたいか」を考慮し、患者さんそれぞれの状態にあった術式を選択して早い段階で手術を行うことで、術後のQOL向上が期待できます。治療の選択肢の幅を広げるためにも、痛みを我慢せず、早期に受診し、医師に相談することが大切です。

出血量を抑えて効率的な手術を

可能にする製品の開発

変形性関節症や大腿骨頸部骨折などの治療では、骨の一部を削って金属などでできた部品に入れ替える手術が行われます。

【人工膝関節置換術】

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【人工股関節置換術】

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また、圧迫骨折や脊柱菅狭窄症などの治療では、神経の圧迫を取り除いたうえで背骨に沿ってインプラントを入れて固定する手術などを行います。

【脊椎固定術】

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骨を固定する製品や骨の代替製品を入れるのが整形外科手術の特徴でもありますが、身体の中に人工物を入れることや、痛みが本当に取れるかなどの不安を感じる患者さんも少なくありません。また、人工膝関節や人工股関節置換術に使用する金属インプラントでは、場合により部品交換をするための再手術が必要になることがあり、最初の手術の年齢や病状によっては、複数回の手術が必要になることがあります。

初回の手術で組織の癒着などが生じると、二回目以降の手術が難しくなり、手術時間も長く、出血量も増えるなど、身体への負担が大きくなります。そのため、初回の手術で身体への負担をいかに抑えるかが重要となります。

当社では、手術創が小さく、削る骨を少なく抑えることができる製品を提供しています。手術器械もシンプルな設計となっているため、従来と比べて手術時間を短縮することが期待できます。

骨や関節の痛みは我慢せずに早期受診を

当社の製品開発の拠点は米国です。そのため、以前は欧米人の体型に合わせた製品開発が中心でしたが、現在は日本人医師の声も開発チームに届けることで、日本をはじめ、アジア人の体型にもフィットする整形外科製品も展開できるようになってきました。また、反復性肩関節脱臼、腱板断裂修復などに用いる製品を発売するなど、整形外科領域での製品開発でトップランナーとしての歩みを続けています。

近年、超高齢化に伴い、骨粗鬆症による脊椎の圧迫骨折の患者さんが増加しています。一方、膝関節や股関節の手術は、ロボット手術やナビゲーション技術の活用が本格化し、医療の形も進化してきました。従来の整形外科製品から、手術の精度や安全性を高めるプログラム開発など、整形外科領域のイノベーションは新たなステージを迎えています。ジョンソン・エンド・ジョンソン メドテックでは、今後も整形外科手術をリードする技術開発を進めていきます。

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