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ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 メディカル カンパニー

ジョンソン・エンド・ジョンソン メディカル カンパニー デピューシンセス事業本部
手術用ロボット手術ユニット「VELYS™ ロボット支援ソリューション」が
2022年度グッドデザイン賞を受賞

― 手術室内に調和するコンパクトさと術前から術中・術後までの工程削減につながるデザインを評価 ―
ジョンソン・エンド・ジョンソン メディカル カンパニー デピューシンセス事業本部
手術用ロボット手術ユニット「VELYS™ ロボット支援ソリューション」が
2022年度グッドデザイン賞を受賞

― 手術室内に調和するコンパクトさと術前から術中・術後までの工程削減につながるデザインを評価 ―

2022年12月26日

ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 メディカル カンパニー(本社︓東京都千代田区、代表取締役プレジデント︓玉井 孝直)は、同社デピューシンセス事業本部の人工膝関節全置換術用医療機器「VELYS™ ロボット支援ソリューション」(一般的名称︓手術用ロボット手術ユニット、以下「VELYS™ RAS」)が、2022年度グッドデザイン賞(主催︓公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞したことをお知らせします。

VELYS™ RASは、2022年8月に発売した人工膝関節全置換術を支援する手術台取付型の手術支援ロボットで、「膝関節置換術にシンプルさを」というコンセプトで開発されました。手術室内に調和するコンパクトさや、術前から術中・術後の工程削減につながるデザインを通した医療従事者のワークフロー改善によって、増大する医療需要へ対応することを目指して設計されています。

世界的な高齢化の進行により、傷んだ膝関節を人工関節に取り換える人工膝関節全置換術は2050年までに症例数が全世界で1.4倍以上になり、医療体制に負荷がかかることが予測されています*1。日本ではすでに、2021年までの過去12年間で人工膝関節全置換術は約6.9万例から約10.1万例へと1.46倍になっている一方、外科医数の大きな伸びはなく、医療現場にさらなる負荷がかかることが予想されます*2

グッドデザイン賞の審査委員は同製品を以下のように評価しています。
「従来の手術ロボットは人間が操作する大型設備を手術室に設置する印象のものが多いが、本製品は人間が使うツールをロボット化し手術台に取り付ける方式で、機能的で非常にコンパクトにまとまったものとなっている。医師の手技・知見を含めた手術のワークフローに調和しつつ、手術ロボットの機能性を加えるハードウェア、ソフトウェアで構成される本製品は、患者や医療従事者がシステムに適合するのではなく、ツールが患者や医療従事者に適合する人間中心設計的なコンセプトを体現しており、今後の手術ロボットの一つの方向を示唆するものとして、高く評価できる」


【デザインのポイント】

  1. 手術室内のワークフローに調和しつつ術者への支援を考慮した、手術台取付型ロボットのコンパクトな設計
  2. 患者さんの膝について、可動域全体の評価から施術後の検証までの一連の操作を直感的にできるソフトウェア
  3. 術前準備から術後の滅菌洗浄までの一連のワークフロー改善を目指した、統合されたシステム・手術器械

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なお、本製品は、アメリカ・インダストリアル・デザイナー協会(IDSA)が主催する2022年IDEA賞で金賞、ドイツでのレッドドット・デザイン賞2021も受賞しており、国際的なデザイン賞でも評価を得ています*3

当社は今後も引き続き、医療従事者に信頼されるパートナーとして、超高齢社会における医療ニーズに対応する革新的な製品・ソリューションの提供を通じ、日本の医療の未来を形作り、質の向上を目指していきます。

グッドデザイン賞とは
1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。 http://www.g-mark.org/

*1︓(US の例)

Inacio MCS, Paxton EW, Graves SE, Namba RS, Nemes S. Projected increase in total knee arthroplasty in the United States - an alternative projection model. Osteoarthritis Cartilage. 2017 Nov;25(11):1797-1803. doi: 10.1016/j.joca.2017.07.022. Epub 2017 Aug 8.

(EU 諸国の例)

Klug A, Gramlich Y, Rudert M, Drees P, Hoffmann R, Weißenberger M, Kutzner KP. The projected volume of primary and revision total knee arthroplasty will place an immense burden on future health care systems over the next 30 years. Knee Surg Sports Traumatol Arthrosc. 2021 Oct;29(10):3287-3298. doi: 10.1007/s00167-020-06154-7. Epub 2020 Jul 15.

*2︓矢野経済研究所 2021 年版 メディカルバイオニクス(人工臓器)市場の中期予測と参入企業の徹底分析

厚生労働省 医師・歯科医師・薬剤師統計

*3︓2022年IDEA賞(IDSA 2022 Gold)https://www.idsa.org/awards/idea/velys-robotic-assisted-solution
レッドドット・デザイン賞2021(Reddot 2021) https://www.red-dot.org/project/velystm-robotic-assisted-solution-52768


【ジョンソン・エンド・ジョンソン メディカル カンパニーについて】
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 メディカル カンパニーは、メドテックのリーディング企業として、医療・ヘルスケア領域における多様な専門性、価値あるテクノロジー、人への情熱を最大限活かして、医療の将来を変革し、人々がその人にとって最もよい人生を送れるよう取り組んでいます。1世紀以上にわたり、私たちはサイエンスに基づく革新的なイノベーションの力で、アンメットニーズに応え、ヘルスケアを再構想してきました。私たちは、これからも、外科手術一般、整形外科、循環器科の領域において、人々の命を救うために、よりスマートで、低侵襲で、個別化されたヘルスケアソリューションの未来をリードしていきます。

<デピューシンセス事業本部について>
ジョンソン・エンド・ジョンソン メディカル カンパニーの事業部門であるデピューシンセスは、包括的な整形外科手術領域におけるポートフォリオを提供します。関節再建や外傷、頭蓋顎顔面、脊椎脊髄手術およびスポーツ医学診療領域を含むソリューションを提供し、世界中の医療制度に臨床的および経済的価値をもたらすと同時に、患者に対してより効果的なケアを提供することを目標としています。

<ジョンソン・エンド・ジョンソンについて>
私たちジョンソン・エンド・ジョンソンは、健康こそが豊かな人生の基盤であり、地域社会の繁栄と、発展を促す原動力であると考えています。この信念に基づき、130年を超える長きにわたり、私たちはすべての世代の、人生のあらゆる段階の人々の健康を支えてきました。今日、世界最大級で広範な拠点を有するヘルスケア企業としての強みを最大限に活かし、世界中の誰もが、どこにいても、心身の健康と健全な環境を享受することができるよう、私たちは適正な価格でヘルスケアにアクセスできる、より健全な社会の実現に向けて努力しています。ジョンソン・エンド・ジョンソンは、私たちのこころと科学の力、画期な発想力を融合させ、ヘルスケアを飛躍的に進化させるべく取り組んでいます。


[本件に関するお問い合わせ先]
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 メディカル カンパニー
コミュニケーション & パブリックアフェアーズ
Tel: 03-4411-7155
Email: press@its.jnj.com

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