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第15回ヘルシー・ソサエティ賞

誰もが健全な社会。

その実現に懸ける人々をたたえたい―

ヘルシー・ソサエティ賞は、健やかな社会の実現と国民生活の質の向上を目指し、献身的に活動する方々をたたえる目的で2004年、公益社団法人日本看護協会とジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループによって創設されました。

去る2019年3月13日、15回目となる授賞式が都内のホテルで開催。皇太子同妃両殿下をはじめ、各界から600名以上の来賓を迎えて行われました。

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政治、経済、医療、サイエンス、国際協力など各業界から600名を超えるゲストが集まり、15周年を迎えたヘルシー•ソサエティ賞授賞式を華やかに祝した

各分野で指導的役割を果たした人々を顕彰

ヘルシー・ソサエティ賞の目的は、地道ながら尊い活動を奨励することにより、一人でも多くの助けを必要とする方に、救いの手が差し伸べられる社会づくりを目指すことです。今年も全国から寄せられた推薦候補者の中から、厳選な審査により5部門5名の受賞者が決定。創設時より、同賞に深いご関心と温かなお心遣いを寄せられている皇太子同妃両殿下ご臨席のもと、授賞式が行われました。

パイオニア部門で受賞したのは、理化学研究所脳神経科学研究センターの黒田公美氏。「赤ちゃんを抱いて歩くと泣き止むことの意義」と、それに関与する神経構造を同定するなど、子どもの虐待防止につながる脳科学研究での取り組みが評価されました。医療・介護従事者部門の受賞者は、グループホーム福寿荘総合施設長の武田純子氏。武田氏は介護保険制度の施行と同時に福寿荘を設立。若年性認知症やレビー小体型認知症など、それぞれ異なる症状に基づくケアにいち早く着手しました。また、重症度による摂食・咀嚼(そしゃく)・嚥下(えんげ)障害のケアなど、認知症ケアスキルの確立にも貢献しています。

医師部門では、自治医科大学神経内科学特命教授で東京大学医科学研究所遺伝子・細胞治療センター特任教授の村松慎一氏が受賞しました。2010年、台湾で世界初のAADC欠損症の遺伝子治療に成功。高齢化社会の課題であるパーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、アルツハイマー病などに対する遺伝子治療の実現化への研究が注目されている人物です。教育者部門の受賞者は、笹川記念保健協力財団会長の喜多悦子氏。医師として、紛争地域での医療分野で活躍した喜多氏は、看護師を中核にした地域医療の充実を目指し、日本赤十字九州国際看護大学に奉職。全国の看護大学に先駆けて在宅看護学を独立させました。

ボランティア部門では、NPO法人NEKKO 貧しい母子のための診療所担当の冨田江里子氏が受賞。出産施設が必要とされていたフィリピン・サンバレス州で、2000年に無料診療所「バルナバクリニック」を開設。助産業務に加えて貧困で病院に行けない人への医療支援を行い、その結果、同クリニックが保健所として認可された功績が評価されたかたちです。

パイオニア部門/黒田氏コメント

児童虐待には、貧困や病気が密接に関わっています。社会全体で家族を支援することは、少子化に対峙するためにも重要。ヘルシー・ソサエティ賞に恥じぬよう、脳科学の研究を通じて貢献し続けていきます

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理化学研究所
脳神経科学研究センター
親和性社会行動研究チーム
チームリーダー
黒田 公美 氏

医療・介護従事者部門/武田氏コメント

認知症についてはまだまだ解明されていないことが数多くあります。今後も医療と連携しながら、この素晴らしい賞をいただいたことに誇りを持ち、認知症の方々を支えていく所存です

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有限会社ライフアート
会長
グループホーム福寿荘
総合施設長
武田 純子氏

医師部門/村松氏コメント
アルツハイマー病やパーキンソン病、これまで難病とされていた子どもの病気も、遺伝子治療で治る時代が到来しています。今回の受賞が、遺伝子治療の注目度アップのきっかけになればと思っています

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自治医科大学
神経内科学 特命教授
東京大学医科学研究所
遺伝子・細胞治療センター特任教授
村松 慎一氏

教育者部門/喜多氏コメント
病院がなく医師もいない途上国で働きましたが、超高齢化した日本の地方も同じ状況にあります。地域の健康を守るためには、看護師の自立を進めることが大切。その実現を目指した活動を続けていきます

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公益財団法人
笹川記念保健協力財団
会長
喜多 悦子氏

ボランティア部門/冨田氏コメント
『困っている人がそこにいたら、できることがあるのなら、全力を尽くしなさい』という看護師の先輩方の言葉を信念に活動してきました。支えてくださった人々とともに、喜びを分かち合いたいと思います

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NPO法人
NEKKO
貧しい母子のための診療所担当
冨田 江里子氏

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左:ヘルシー・ソサエティ賞の継続を誓うジョンソン・エンド・ジョンソン メディカルカンパニー代表取締役社長の玉井孝直

右:国内外で惜しみない努力をし、献身的な活動を続ける5名の受賞者を心よりたたえる、日本看護協会会長福井トシ子氏

社会課題の解決に取り組む人に光を

誰もが健やかに暮らせる社会を実現したい―。その想いは、医療の未来のために挑戦を続けるジョンソン・エンド・ジョンソンも同じです。同社のメディカル カンパニー代表取締役社長の玉井孝直氏は、「15年間で75組、77名の方々が受賞されたヘルシー・ソサエティ賞は、皆様の支援のおかげで社会に広く認識、評価される賞に発展しました。今後もより健全な社会づくりの一助になるよう祈念します」と語りました。

また、同賞を共催する日本看護協会会長の福井トシ子氏は、「少子高齢化時代のなか、あらゆる場でのケアが必要とされています。受賞者は、いずれも社会課題を解決するために国内外で指導的役割を果たしながら、革新的かつ創造性に満ちあふれた活動をされている素晴らしい方々です。このような方々の活動に光を当てる賞を続けていることに誇りを感じています」との想いを伝えました。

15周年を迎えたヘルシー・ソサエティ賞は、今後も有意義な活動を行う人々を称賛することで、誰もが健全な社会の実現を支援していきます。



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