ストーリー
フォローする
シェア

プログラムの概要・目的

東日本大震災に於いては多くの医療機関が被災し、また医療リソースが枯渇することで、被災住民はかつてない過酷な健康不安にさらされました。また、東北地方沿岸部は、特に医療過疎が叫ばれていた地域であり、大震災によって状況の悪化が加速しました。復興の途上で健康不安を解消し、十分な医療体制を整備するには時間を要しますが、コミュニティーをささえる医療従事者、とくに住民の近くで寄り添う看護従事者を育成・教育することは、将来の地域復興に大きく資するものと考えられます。
本プログラムは、東北の災害看護を支える看護師の能力育成とリーダーシップの構築を図ることを目的に企画されたプログラムで、このプログラムを通じて医療分野における東北復興支援、および次世代の医療分野を担う若者のリーダーシップを醸成し、東北だけでなくその他災害が予測される地域への学びの伝達を行うこと。また、米国での研修をきっかけとし、受入れ大学側と日本側の学生・医療従事者が今後の学びの継続となるような関係構築を結び、長期的な学び・情報共有の第一ステップとすることを目的としています。

本プログラムの構成は①米国でのスタディツアー 事前学習、②スタディツアー、③スタディツアー後のシンポジウム開催、という主に3つの活動で構成されています。米国でのスタディツアー事前学習では、米国で災害医療や看護に携わる専門家が来日し、海外の最新事情について講演したほか、参加者に対して米国で行われるスタディツアーのための研修や事前学習をサポートしました。スタディツアーの参加者は、2015年8月から2週間にわたり、ニューヨークとワシントンD.C.にある災害医療や看護を専門とする施設や団体、J&J米国本社などを訪問し、様々なワークショップや講義に参加し、災害医療の看護師や専門家と交流しました。スタディツアーからの帰国後は、東北から始め、国内で3回のシンポジウムを開催し、参加者が日本国内の災害医療や看護の更なる発展を目指し、看護学生や災害医療や看護に関心の高い人たちに対して、今回のプログラムで学んだことを共有しました。