Z.P.
Johnson & Johnson Innovative Medicine
Costumer Insight &Strategy organization シニアデータサイエンスアナリスト
2020年中途入社
膨大なデータを患者さんのための価値あるデータに
私は中国で量子物理学の博士号を取得した後に、日本でのキャリアをスタートしました。はじめは理化学研究所で量子計算の研究を進める研究者として、次に旅行業界でデータサイエンティストとして経験を積み、2020年にJohnson & Johnson Innovative Medicineに入社。現在はデータサイエンスチームで、ジョンソン・エンド・ジョンソンが保有する多様なデータをマーケティング活動に役立てるための機械学習プロジェクトに取り組んでいます。入社を決めた理由は、日用品から医薬品、医療機器まで世界最大級のトータルヘルスケア企業として膨大なデータを保有していることに魅力を感じたためです。医薬品業界におけるデータ活用の分野で、私が培ってきた知見を大いに活かせるのではないかと考えました。データサイエンスによって、医療の発展や世界中の人々の健康に貢献できるのは素晴らしいことです。その想いを胸に日々の業務に邁進しています。
データサイエンスの技術を生かし、新たな風を吹き込む
社内の膨大なデータを、どのように分析すればビジネスに新しい価値をもたらすことができるか。その方法を探り出し、適正な活用を全社的に推進していくことが私たちの使命です。医療従事者のニーズを理解し、適切なサービスへ導くためにあらゆるマーケティングデータを俯瞰することができれば、効率的かつ的確に医療の現場や患者さんにとってより価値ある提案ができるようになります。そこで、MRが医師を訪問した際のフィードバックから、その処方意向やセンチメント(市場や商品などに対する消費者の感想や感情)を分類・分析して可視化し、適切な医師、チャネル、タイミングおよびメッセージをMRに推奨することで、より的確なマーケティングを可能にするレコメンデーション・エンジンの構築に取り組んでいます。また、MRに我々の持つ知識を伝え、それらのシステムを使いこなしていただくための教育にも力を注いでいます。
多様な人材と才能が刺激と成長の糧に
当社には、データサイエンティストとしてチャレンジできることが多数あります。今後も培った知見・経験を活かして、医療業界にインパクト与えるソリューションの創出に注力し、将来的には世界のデータサイエンスチームの強化にも貢献したいと考えています。私たちの部署はまだ若く、成長途上にあり、メンバーはそれぞれ異なる多様な経歴を持っています。私は物理学ですが、コンピュータサイエンスの分野で活躍してきたメンバーもいますし、チームマネージャーは統計学のエキスパートです。このようにジョンソン・エンド・ジョンソンには、国籍や性別、年齢に関わらず平等かつ柔軟に能力を発揮できるダイバーシティ,エクイティ&インクルージョン(DE&I)の精神が根付いていると感じます。多くを学び、成長するチャンスを得たいと考える人にとって、当社を選ぶことはとても意味のある選択になることでしょう。様々な国から集まった優れた才能とスキルを持つ仲間とともに、活気のある雰囲気の中で成長できる職場環境で、私たちは新たな仲間との出会いを待っています。