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【診療科別】
 病院を適切に受診するためのヒント

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適切なタイミングで医療機関にかかることができれば、治療の選択肢も広がります。
多くの疾患は、早期発見・早期治療が鍵となるため、気になる症状がある場合はためらわずに受診しましょう。早めの受診によって、より安全で効果的な治療を受けられる可能性が高まります。また、健康診断を定期的に受けて、自分の体の状態を把握しておくことも大切です。

具体的に、4つの診療科(循環器内科、整形外科、脳神経外科、産婦人科)を例に適切な医療受診のためのヒントをお伝えしますので、参考にしてみてください。

※これらの症状は代表的なものであり、全ての患者に当てはまるわけではありません。同様の症状であっても、他疾患の可能性もありますので、気になる症状がある場合は専門医の診断を受けることが重要です。

  

【適切な医療を受けるために】

症状の詳細(いつから、どのような状況で)をメモしておくことや、受診した際に治療の見通しを聞くことは、適切な医療を受けるためには重要です。

また、不安な点や疑問点は医師に率直に相談し、説明が理解できない場合や納得できない時は何度でも質問するなど、医師と十分なコミュニケーションをとることが納得のいく治療の第一歩です。

  

  

<循環器内科>

心臓や血管に関連する疾患を専門とするのが循環器内科です。扱う疾患は、生命に直結する可能性が高いものも多く、早期発見・早期治療が非常に重要です。

  

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【Check!】年齢のせいだと思っていた動悸、息切れ、めまい、疲れやすさは、心房細動の可能性も

心房細動は、心臓の心房が異常な動きをして脈が速く不規則になる不整脈の一種です。多くの人は自覚症状がなく、心房細動そのものは直接的な死亡原因にはなりませんが、脳梗塞や心不全を引き起こす原因になるため注意が必要です。心房細動の主な治療法には、「薬による治療」と根治を目指す「カテーテルアブレーション治療」があります。
また、2022年4月に保険適用となり、医療機関での認知も拡大しているのが、「胸腔鏡下左心耳閉鎖術」です。その術式を含めた、心房細動の各治療法とそれぞれの特徴について知りたい方は以下を参考にしてください。

  

<整形外科>

骨、関節、筋肉、腱、神経などの運動器官の疾患や外傷を扱うのが整形外科です。適切な時期の受診は、痛みの軽減や機能回復に重要です。

  

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これらの症状が持続していたり、日常生活に支障が出ていたりする場合は、整形外科の受診をおすすめします。また、急な痛みや腫れ、外傷後の症状がある場合にも受診が必要です。

   

【Check!】四十肩、五十肩だと思っていた肩の痛み、実は「腱板断裂」と診断されることも

板断裂は、上腕の骨と肩甲骨とをつなぐ腱が切れてしまう状態で、肩に強い痛みを感じる点は、四十肩・五十肩と似ています。腱板断裂は自然によくなることはなく、肩に力が入りにくく痛みがいつまでも続くため、外科的治療が必要になることもあります。

  

<脳神経外科>

脳や脊髄、神経の疾患を専門的に扱うのが脳神経外科です。この領域は体の中枢を担うため、早期発見・早期治療が極めて重要となります。

  
  

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これら緊急を要する疾患の可能性がある場合は、時間との勝負です。気になる症状が現れた場合には、一刻も早く専門医を受診してください。早期に適切な治療を受けることで、後遺症のリスクを軽減し、回復の可能性も高まります。

  
  

脳卒中には、脳の血管が詰まる「脳梗塞」、脳の中で出血する「脳出血」、脳の表面に出血を起こす「くも膜下出血」があります。脳卒中は、現在日本人の死因の第4位*5ですが、高齢化に伴いさらなる増加が懸念されています。

  
  

<産婦人科>

女性の一生涯の健康をサポートするのが産婦人科です。妊娠・出産に関することだけでなく、婦人科では女性特有の疾患や悩みに対応してくれます。

  

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産婦人科を受診し医師に相談する際には、以下のことにも留意しておくと、より適切な治療や解決策につながります。また、20歳以上の方は定期的な子宮頸がん検診も受けるようにしましょう。

  • 月経周期や症状をカレンダーやアプリで記録しておく
  • 性生活や避妊に関する情報も正直に伝える
  • 恥ずかしがらずに、些細な変化や不安も相談する

  

【Check!】帝王切開、きれいなきずあとを目指すために

帝王切開のおなかのきずは、術中術後の工夫によって治り方が違うことがあります。きずあとが「肥厚性瘢痕」や「ケロイド」にならないよう、予防法や発症した時の対応を知っておきましょう。

  
  
*1 参考:国立循環器病研究センター.「循環器病について知る」
https://www.ncvc.go.jp/hospital/pub/knowledge/disease/
日本臨床内科医会.「高血圧」
https://www.japha.jp/general/byoki/hbp.html
*2 参考:関東地区整形外科勤務医会.「整形外科の病気」
http://www.osnka.jp/byoki/index.html
*3 参考:国立がん研究センター希少がんセンター.「脳腫瘍」
https://www.ncc.go.jp/jp/rcc/about/brain_tumors/index.html
国立循環器病研究センター.「脳卒中」
https://www.ncvc.go.jp/hospital/pub/knowledge/disease/stroke-2/
国立病院機構 大阪医療センター.「大阪医療センター診療ナビ」
https://osaka.hosp.go.jp/shinryo-navi/index.html
名古屋私立大学医学部付属東部医療センター.「水頭症」
https://w3hosp.med.nagoya-cu.ac.jp/toubu/department/neurosurgery/hydrocephalus/
*4 参考:厚生労働省.「国民生活基礎調査の概況 2022」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa22/index.html
*5 参考:厚生労働省.「令和4年(2022) 人口動態統計月報年計(概数)の概況」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai22/dl/gaikyouR4.pdf
*6 参考:日本産科婦人科学会.「産科・婦人科の病気」
https://www.jsog.or.jp/citizen/5704/

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