世界中の人々に届けたい健やかな暮らしと笑顔。
社会貢献活動におけるグローバル戦略
ジョンソン・エンド・ジョンソンがグローバルで展開する社会貢献活動は「我が信条(Our Credo)」に記された「国際社会、および我々が暮らす地域社会に対しての責任」を拠り所として、国際社会に対してもさまざまな社会貢献活動を展開しています。
2013年には50カ国以上、約600のプログラムに対して総額9億9,300万ドルにおよぶ現金および自社製品を提供し、世界中の多くの方々の生活改善をお手伝いしてきました。
さらにジョンソン・エンド・ジョンソンでは、こうした活動を地域の非営利団体とともにより効果的に推進するため、グローバル戦略にもとづき積極的な取り組みを進めています。
第10回アジア・パシフィック社会貢献親善大使の任命式が行われました。
アジア・パシフィック地域の社会貢献委員会を統括するAPCCでは、自ら積極的に社会貢献活動に取り組む社員を各国・地域から1名ずつ「APCC社会貢献親善大使」として任命。各国・地域の代表となった親善大使は、任期中の1年間、それぞれの国・地域で社員の社会貢献への参画推進に積極的に取り組みます。
メディカル カンパニー
DSJパワーツール
事業推進室
井田 一宏
第10回APCC社会貢献親善大使日本代表
元看護師という経歴を活かし、病気と闘う子どもたちへの医療機器体験キッズセミナーを企画するなどの幅広い活動が評価され、第1 0回AP CC社会貢献親善大使 日本代表として選出。インドネシア・ジャカルタでの任命式に参加しました。本業ではマーケティング部門に所属し、日本全国を飛び回りながら、A PCC社会貢献親善大使として全国の社員に対して社会貢献の喜びの波紋を広げていくことが期待されています。
6年間(2010-2015年)の活動実績
アジア・パシフィック地域13カ国から各1名選出されたAPCC社会貢献親善大使
日本肢体不自由児協会のボランティアメンバーであるヤンセンファーマの岡村峻は、運動障がい(腕、脚、脊髄)を抱える子どもたちのために、1週間のYMCAキャンプの企画・運営活動を14年にわたり続けています。その功績が評価され、第9回APCC社会貢献親善大使 日本代表に選出され、2015年12月にシンガポールで開催の任命式に出席。各国の代表者と交流を図り、現地でのボランティア活動にも精力的に参加しました。こうした活動について、岡村自身より紹介します。
* 2015年社会貢献親善大使日本代表
シンガポールの独居高齢者宅の清掃
シンガポールで経験したボランティア活動は、まさに感動と興奮の連続。任命式典は丸一日行われ、午前が各国大使による10分間のプレゼンテーション、午後は現地ボランティア実習、夜はアワードセレモニーと密度の濃いものでした。最も刺激だったのは各国大使のプレゼン。それぞれが発する熱量と共に自身の活動に誇りを持っていることがビンビンと伝わってきました。聴講する各大使の眼差しも真剣そのもので、その視線が交わると胸が熱くなるほどでした。地域や文化、活動内容が異なっても、ひとつだけ共有するものがありました。J&Jの一員として、地域社会への責任を果たしたいと強く願う気持ちです。いま、志を持って取り組んでいる活動がある方、社会貢献に対して熱い想いを抱いている方、APCC社会貢献親善大使となってこの気持ちを共有してみませんか? 日本の取り組みを広く伝えていただける方の応募をお待ちしております。
日本が属するアジア・パシフィック地域では、国連ミレニアムコミットメントを受け、ミレニアム開発目標に戦略的に取り組んでいます。
新生時仮死は100名の赤ちゃんのうち、1~10名の割合で発生します。新生時仮死は、乳児死亡の主要な原因であり、子どもの成長にも大きな影響をおよぼします。
そこでジョンソン・エンド・ジョンソンでは、医療従事者への新生児蘇生法の普及を目的とした実技講習会を支援しています。
2015年までに、すべての出産時に訓練を受けた分娩解介助者が立ち会うことができるよう、21万名の医療従事者に対し新生児蘇生法を普及することをめざしています。2009年からはじまったこの取り組みの具体的成果として、2012年の段階で、2003年に比べて乳幼児の死亡率が約30%低下しました。
医療従事者に対する新生児蘇生の普及支援は、中国においても10年以上前から実施されています。これまでに約9万名もの赤ちゃんの命が救われたという具体的な成果も報告されています。