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健康経営への取り組み事例について語るメンバー alt
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WELL-BEING

ジョンソン・エンド・ジョンソンの「健康経営」の取り組み:毎日の習慣でヘルス&ウェルビーイングを追求

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皆さん、日々の生活の中で健康を維持するための特別な工夫は何ですか?オフィスワーク中心で、運動不足を解消するため、個人的にランニングを行ったりジムに通ったりしている方もいらっしゃるかもしれませんね。

私たちジョンソン・エンド・ジョンソンは、企業理念である「我が信条(Our Credo)」の重要な柱の1つ「社員の健康と幸福を支援し、社員が家族に対する責任および個人としての責任を果たすことができるよう、配慮しなければならない」に基づいてさまざまな健康経営へのアプローチに取り組み、東京本社内にジムを設置するなど「世界で最も健康的な社員」の実現を目指しています。その結果、2018年には健康経営優良法人認定制度の大規模法人部門に選ばれ、2022年には健康経営優良法人(ホワイト500)にも認定されました。

健康経営への取り組みには、Healthy Eating(食生活)、Physical Activity(身体活動)、Mental Wellbeing(メンタルヘルス)など複数の観点がありますが、そのうちの1つとして、5月31日の世界禁煙デーに合わせ、J&Jのリーダーたちが「健康的な選択をするためのヒント」を社員へ共有しました。秘訣は、「習慣化」の重要性です。

この記事では、メディカル カンパニー代表取締役プレジデントの玉井孝直さん(以下、玉井)、ヤンセンファーマのCFOでヘルス&ウェルネスビーイングスポンサーのクリス・ソボッカさん(以下、クリス)、そしてジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループの産業医、岡原伸太郎さん(以下、岡原)の対談から、健康的な選択を継続的に行うヒントを紹介します。

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社員の健康を支え改善する~健康経営の取り組みのヒント

  

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岡原:近年の研究によって、タバコの煙は最も人類の健康を害するリスク要因の1つであることが明らかになり、国際的に望まないタバコ煙への曝露の防止や喫煙開始の防止、禁煙の支援が整備されるようになりました。

禁煙することで、余命の延長や持病の重症化予防・感染症や肺疾患のリスク低減など、本人や周囲の人の健康に大きな効果が期待*1できます。

そこでジョンソン・エンド・ジョンソンでは、就業時間中は禁煙とするポリシーを策定し、禁煙したい社員を応援するプログラムも提供開始しました。また卒煙した先輩社員が新たな禁煙への挑戦を応援するという風土もあり、禁煙に挑戦するきっかけや支援はますます増えています。
  

職場禁煙ポリシーとは

ジョンソン・エンド・ジョンソンでは、全世界のグループ企業すべての職場を禁煙とする「職場禁煙ポリシー(Worldwide Tobacco-Free Workplace Policy)」を2007年より実行し、ビルの敷地、オフィス内、社用車、会社主催のイベント、自宅などでは時間を問わず全面禁煙としています。

日本法人グループでは、職場禁煙ポリシーに加え、2019 年 1 月から昼休みを含む所定の労働時間中は社内外を問わず禁煙とする「所定労働時間内禁煙ポリシー」を実行。受動喫煙を含め、社員を喫煙の健康被害から守るための禁煙キャンペーンや禁煙サポートプログラムを実施しています。

  
普段の健康面でも、玉井さんは日々変化の多い環境の中でビジネスを推進していく上で、ご自身のヘルス&ウェルビーイングは欠かせないというお考えをお持ちだと思います。日頃どんなことを実践なさっているのですか?
  

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玉井:私も完璧ではないという前提でお話をさせていただきます。ジョンソン・エンド・ジョンソンでは「エナジー・ブレイク」といって、生産性向上のため90分ごとに5~10分の小休憩を奨励しています。東京本社にはジムがあるので、私も会議の合間など少しの空き時間にできるだけ運動することを心がけています。重要なのは習慣化で、私自身も、ジムで10分でも運動するとリフレッシュできて生産性も上がると感じています。
  

エナジー・ブレイク/Energy Breakとは
 
ジョンソン・エンド・ジョンソンでは、Energy for Performance®のコンセプトに基づき、業務中には90分に一度の小休憩(Energy Break)をとることを積極的に推進しています。具体的には、体を動かす・飲食をする・目をほぐすなどの行為が挙げられます。
意識的なEnergy Breakの導入は、リフレッシュや血流改善による集中力向上、モチベーション維持につながります。

  
岡原:数年前に日本で行ったオフィスのリノベーションでジョンソン・エンド・ジョンソンはこれまでにも増して社員の健康を施設面からも支える会社となりましたね。ジムだけでなく、集中力・想像力・ストレス対処のために瞑想、座禅、仮眠をとれるリカバリールームや、あんまマッサージ師による施術が受けられるマッサージルームもありますね。

また、コロナ禍では運動不足が問題となりましたが、ジョンソン・エンド・ジョンソンでは、エナジー・ブレイクの一環として、そして社員の健康を改善するため、ストレッチや筋トレなど一回15分のオンラインセッションも実施しましたよね。私も活用しましたが、本当に良かったです。

玉井:業務の合間に身体を動かしてリフレッシュできるエクササイズプログラムが今も続いていることを喜んでいる社員は多いようです。このようなプログラムはこれからも続けていきたいと思います。
  

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健康な毎日を叶えるために重要なのは「習慣化」。ジョンソン・エンド・ジョンソンでは社員が働きながらウェルビーイングを身近なものとして日々実践できるような仕組み作りに取り組んでいる

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ヘルス&ウェルビーイングの習慣化で、1人1人が健康な毎日へ

  

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玉井:ところで、岡原先生は産業医としてジョンソン・エンド・ジョンソンに勤務される前は大変お忙しい生活を送っていらっしゃったと思いますが、どのようにヘルス&ウェルビーイングに取り組んでいらっしゃるのですか?

岡原:玉井さんがおっしゃったように、習慣化というのはとても大切ですね。私も病院で働いていた時代は、長時間の勤務など非常にタフな体力や精神力を求められる時代がありました。でも、自分の健康を犠牲にしてしまうと目の前の患者さんに良い医療を提供することが難しくなってしまうことに気づきました。

そこで時間的に忙しい中でも健康習慣を身近にできるように、例えば机にダンベルを置いて着替える合間や休憩時間に筋トレするなど、隙間時間の活用や何かのついでに取り組むことを大切にするようになりました。

最近では家族も増えまして、子どもが4人おりますので、子どもたちを背中や肩に担いで筋トレしたり、子どもが野球好きなので一緒に野球をやったりなど、子どもとの時間を過ごしつつヘルシーに繋がるということを心がけています。

玉井:クリスさんはジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループでヘルス&ウェルビーイングのスポンサーを務めていらっしゃいますが、ご自身はどのように取り組んでいるのでしょうか?
  

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クリス:私は国内外の出張が多く、夜に世界中の同僚やビジネスパートナーとオンライン会議を行うことも多くあります。そのため、一週間の予定を見て、自分のために適切な時間とエネルギーを確保することに以前は苦労しました。

その上で、役に立ったのは会社が提供している「Energy for Performance®」プログラムです。最高のパフォーマンスを発揮するためのエネルギー管理の手法について専門的に学ぶというもので、健康的な食事や運動について考え直すきっかけとなりました。

  

Energy for Performance®プログラムとは

ジョンソン・エンド・ジョンソンでは、「我が信条(Our Credo)」に基づいて、仕事を含む人生におけるパフォーマンスを最大にすることを目的に、エネルギー管理の手法について学ぶプログラムを用意しており、これまでに累計10万人が受講しました(2020年時点)。また、Energy for Performance®のコンセプトに基づいて、社員が健康・ウェルビーイングを常に意識できるような職場環境づくりを行っています。

  

岡原:私も「Energy for Performance®」プログラムを受講しましたが、これまでに社員の10万人以上が受けたというのは、本当にジョンソン・エンド・ジョンソン社員の健康意識の高さと会社のコミットメントを感じます。クリスさんは、受講後どのような習慣化を行っているのですか?

クリス:私の好きな言葉に、「あなたの身体が健康スコアを記録する」というものがあります。今日運動しなくても、睡眠不足でも、短期的には影響はないかもしれません。しかし、長い目で見れば、それらは健康に大きな影響を与えると思います。なぜなら、私たちの身体がこうした「健康スコア」を記録しているからです。

私もこの「健康スコア」を大切にしています。そしてCFOという職業柄、自分の健康管理にもKPIを非常に重視しています。だから今はトラッカーを活用して自分の健康状態をチェックすることをルーティンとし、ゲーム感覚でKPIを達成しながら楽しく取り組んでいます。この「楽しさ」はモチベーションを高める上でも大切なことだと思います。

玉井:おっしゃる通り、自分が好きなことでないと続かないですね。私の場合は、実はあまり長い距離を走ったりはしないのですが、筋トレやゴルフは好きで、長く続けています。ゴルフはグリーンを歩けるのも魅力です。

一緒に運動する仲間も大事だと思います。ジョンソン・エンド・ジョンソンでは、毎年6月をGlobal Activity Challengeという運動促進月間としています。全世界の従業員が最大8人のームを組み、30日間、ダンスやウォーキング、ランニング、ガーデニング、ヨガといった運動やストレス軽減に関わるチャレンジを行い、成果はJ&J独自の健康習慣管理アプリ「Castlight」でトラッキングします。

私も例年チームの皆とゲーム感覚で参加しています。チャレンジの成果は医療支援などの人道活動を行う非営利団体に一部寄付するので、それもモチベーションになりますね。

  
  

Global Activity Challengeとは

ジョンソン・エンド・ジョンソンでは年に一度、全世界の社員が参加できるGlobal Activity Challengeを開催しています。個人もしくはチームで歩いた歩数やその他の運動を楽しく競い合います。2020年のGlobal Activity Challengeには全世界から28,290人(日本は973人)が参加し、ジョンソン・エンド・ジョンソン健康管理アプリを使って8人でチームを組んで運動やストレス軽減に関わる活動を行いました。

企業理念に基づく「健康経営」の取り組み

  

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ヘルスケア企業として皆さんの健康に貢献していくためには、まずは社員の一人ひとり、そしてその家族が心身ともに健康でなければならない

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岡原:「Healthiest Workforce」つまり「世界で最も健康な社員」を実現するために、Global Activity Challengeや会社のジム、そしてウェルビーイングに関する費用補助プログラムなど、ジョンソン・エンド・ジョンソンは本当に社員が心身ともに健康であることを大切にしている健康企業だと思います。

健康企業であるということは、人的資本管理という点でも最近は本当に重要だと思います。やはり社会を良くしていく、社業を良くしていく、そして一人ひとりを良くしていくことが、持続可能な発展につながると考えています。玉井さんは健康経営と持続可能な社会についてどう思われますか?

玉井:岡原先生がおっしゃる通り、ジョンソン・エンド・ジョンソンでは社員の健康が、約80年前に制定された企業理念である「我が信条(Our Credo)」にも掲げられているほど、社員とその家族の健康を重視しています。ヘルスケア企業として皆さんの健康に貢献していくためには、まずは社員の一人ひとり、そしてその家族が心身ともに健康でなければならない、この考えはジョンソン・エンド・ジョンソンの創業以来変わらない考え方です。そして健康な社員がイノベーションを生み出してきたと思います。

岡原:ありがとうございます。では最後に皆さんから「健康に関するコミットメント」をいただきたいと思います。

クリスさんからお願いします。

クリス:ヘルス&ウェルビーイングは生産性を上げるためにも大変大切です。自分だけでなく、チームや会社全体のヘルス&ウェルビーイングが向上するよう、引き続きこの取り組みをサポートしていきます!

玉井:将来にわたって長く心身ともに健康でいるために、「今の行動」を大切にしています。運動や睡眠、食生活に気をつけること、友人と趣味を楽しむこと、私たちが果たすべきパーパスの実現に向けて仲間とともに仕事に取り組み、自分も周囲も成長を感じられること、できるだけ笑顔でいること ― こうしたことすべてが心身の充実や健康、幸せにつながっていくと考えています。健康に生き抜くために、これからも「今」を大切にしていきます

岡原:自身の心・技・体を良い状態に保ち、より多くの人にヘルス&ウェルビーイングを届けていきたいと思います。そのために、自分の置かれた環境や文化に「ヘルシー」を配置して、毎日”ながら・ついで”に実行できるようにしていきます。

  

*1 厚生労働省 eヘルス-ネット 禁煙の効果
  

関連コンテンツ

  • 社員のヘルス&ウェルビーイング(心と身体の健康)促進に向けた取り組みを企業経営視点で考え、戦略的に実践する健康経営。ジョンソン・エンド・ジョンソンでは、企業理念である「我が信条(Our Credo)」に基づき、“世界で最も健康的な社員の促進”を目標に、社員が自宅や職場、外出先でより健康でより安全な生活を送ることができるようさまざまな健康経営、ヘルス&ウェルビーイング促進の取り組みを行っています。
  • ON NOW
    社員の心と身体の健康
    (ウェルビーイング)
    ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループは、社員の健康状態、当グループのカルチャーおよび日本の文化や地域性に即したアクションを続けています。
  • 「禁煙したいけれど、なかなかやめられないー」 。こんな風に思っている方も少なくないのではないでしょうか?

    禁煙は全身の健康状態を改善し、がんや心疾患、COPD(慢性閉塞性肺疾患)をはじめとする多くの疾患リスクを減らします。しかし、現在日本では働き世代である30代から50代の男性の3割が喫煙しています。禁煙は健康経営を推進する企業でも大きな課題です。*1

    「健康寿命と平均寿命の10年の差」を縮める解決策を生み出すーーー。この目標の下、ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループではSmart Health Aging Initiative(SHAI)と呼ばれるプロジェクトに取り組んでいます。*2

    その一環として今回、ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループは、仙台市および習慣管理アプリ「みんチャレ」を提供するエーテンラボ株式会社とパートナーシップを組み、新たな禁煙プログラムを試験的に実施しました。*2

    カギは、禁煙補助剤「ニコレット」と「励まし合い」の組み合わせによる行動変容です。
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    「健康寿命と平均寿命の10年の差」を縮める解決策を生み出すーーー。この目標の下、ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループではSmart Health Aging Initiative(SHAI)と呼ばれるプロジェクトに取り組んでいます。*2

    その一環として今回、ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループは、仙台市および習慣管理アプリ「みんチャレ」を提供するエーテンラボ株式会社とパートナーシップを組み、新たな禁煙プログラムを試験的に実施しました。*2

    カギは、禁煙補助剤「ニコレット」と「励まし合い」の組み合わせによる行動変容です。

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