ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 メディカル カンパニー
新型コロナウイルスが日本人のがんの早期発見・早期治療に与える影響とは?
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新型コロナウイルスが日本人のがんの早期発見・早期治療に与える影響とは?
6) コロナ禍での疾患リスクと不安
- 体調不良や異常を感じながら、医療機関の受診を控えた人が約4割
- コロナ感染リスクだけでなく、「まだ病院に行かなくても大丈夫だと思ったから」や「症状がおさまったから」などを理由に受診を控える人も
- 病気やがんが早期発見されないリスクを不安に感じる人は約6割
最後に、緊急事態宣言が出された4月以降から調査実施までの期間において、医療機関の受診を考えた時の行動についてたずねました。
期間中、体調不良や体調異常を感じても、約4割(36.1%)の人が、受診を一時期控える、あるいは現在も延期しています。これは特に若い世代に顕著でした(20代:40.7%:30代:48.2%、40代:41.6%)。
脳梗塞や脳出血など重大な脳血管障害が疑われる症状の一つである「手足のしびれやもつれ、激しい頭痛、舌のもつれ」、心疾患が疑われる症状の一つである「動悸、息切れや脈の乱れ」に関しても、症状を感じた人は少ないものの、約2割の人が医療機関の受診を控える行動をとっていました。

体調不良や体調異常、脳血管障害や心疾患が疑われる症状を自覚しながら、医療機関の受診を控えた人にその理由をたずねると、いずれの項目においても、「延期・一時期控えた時の自身の体調や症状よりも、コロナの感染リスクの不安が大きかったから」が最多となり(48.6%)、30代では54.7%、40代では54.0%と特に高くなっていました。次いで「コロナの感染リスクを絶対に回避したいから」が43.9%でした。
一方で、「まだ病院に行かなくても大丈夫だと思ったから」や「症状がおさまったから」受診しなかったという人も1~2割みられました。

調査対象者全員に、コロナの感染拡大の影響による疾患リスクへの不安について聞いてみたところ、「健康診断や人間ドックを見送ることで、病気の発見が遅れること」や「がん検診を受けないで早期発見が遅れること」を「不安である」とした人の割合は約6割にとどまりました。
