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ジョンソン・エンド・ジョンソン サージカルビジョン ジャパン

ジョンソン・エンド・ジョンソン 遠方から日常生活に必要な近方距離まで焦点深度を拡張した白内障治療向け非回折多焦点眼内レンズを6月20日に日本で全国発売
ジョンソン・エンド・ジョンソン 遠方から日常生活に必要な近方距離まで焦点深度を拡張した白内障治療向け非回折多焦点眼内レンズを6月20日に日本で全国発売

テクニスシリーズの新しい焦点深度拡張型(EDOF)レンズ「テクニス ピュアシー」で高品質な視力へ
グレア・ハローなどの夜間光視症を抑え、乱視矯正にも対応

報道関係者各位

2025年5月23日

ジョンソン・エンド・ジョンソン1は、非回折(Purely Refractive)焦点深度拡張型(EDOF2 イードフ)眼内レンズ 「テクニス ピュアシー オプティブルー Simplicity3」と、乱視矯正機能付きPurely Refractive EDOF眼内レンズ「テクニス ピュアシー トーリックⅡ オプティブルー Simplicity4」を、2025年6月20日に日本で全国発売します。

新製品は、20年以上にわたり患者さんのQOV(Quality of Vision:見え方の質)に貢献してきたテクニスブランドから、白内障手術用多焦点眼内レンズの新たな選択肢として、現代の白内障患者さんが求める高品質で幅広い視力を提供します。パワー(度数)を連続的に変化させる独自の屈折技術により、遠方から日常生活に必要な近方まで、焦点深度を拡張します5。また、単焦点眼内レンズ同等のコントラスト感度を提供し6、グレア・ハローなどの夜間光視症を低減します7。より質の高い見え方にこだわりのある方、アクティブにスポーツをする方や夜間運転をする方などに適した多焦点眼内レンズです。

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1 ジョンソン・エンド・ジョンソンの眼科医療機器事業について:日本においては、ジョンソン・エンド・ジョンソン サージカル ビジョン ジャパン(法人名:エイエムオー・ジャパン株式会社、所在地:東京都千代田区、カントリーマネジャー:岩重恵子)が、白内障手術領域や屈折矯正手術領域における眼科医療機器、医薬品、サービスを提供
2 Extended Depth of Focusレンズ:遠方に加え60-70cmの距離に至るまでなだらかに焦点を持つレンズ(出典:日本白内障屈折矯正手術学会
3 販売名:TECNIS PureSee 焦点深度拡張型IOL Simplicity、医療機器承認番号:30600BZX00167000
4 販売名:TECNIS PureSee Toric 焦点深度拡張型IOL Simplicity、医療機器承認番号:30600BZX00168000

   
「テクニス ピュアシー」 4つの特長

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【独自の屈折技術:OptiCurveTM テクノロジー】

非回折EDOF眼内レンズである「テクニス ピュアシー」は、従来の回折型多焦点眼内レンズ*と異なり、光学部表面に回折格子(レンズの表面に設けられた細かい溝や段差)が刻まれておらず、パワーを連続的に変化させる独自の屈折技術「OptiCurveTM テクノロジー」を用いています。従来の屈折型多焦点眼内レンズ**とも異なり、本製品は光学部表面に屈折領域(ゾーン)を設けておらず、加齢に伴う瞳孔径の大きさの変化による視機能への影響を最小限に抑えます。

  • 新製品

      

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  • 回折型多焦点眼内レンズ
    光の回折現象を利用して光を振り分ける

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  • 屈折型多焦点眼内レンズ
    遠方と近方の領域に分かれている

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* 回折型多焦点眼内レンズ:光学部表面に回折格子が刻まれており、光の回折現象を利用し光を複数の焦点に振り分けるレンズ(出典:日本眼科学会
** 屈折型多焦点眼内レンズ:光学部の屈折領域によって光が複数箇所に分配される構造のレンズ(出典:日本眼科学会

【単焦点眼内レンズと同等の夜間光視症プロファイル】

「テクニス ピュアシー」は、単焦点眼内レンズと同等の夜間光視症のプロファイルを提供します。

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【高い患者満足度と、残余屈折に対する高耐性】

「テクニス ピュアシー」は臨床研究でよく見える範囲が広く、眼鏡なしで全体的な視力に対する高い満足度を得ています10
また、手術前に想定したピントの距離と、実際の白内障手術のために眼内レンズを挿入したときのピントが合う距離に差が出てしまう「残余屈折(屈折ずれ)」に対する高い耐性がある設計になっています。

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【2025年MedTech Breakthrough Award】受賞

「テクニス ピュアシー」はMedTech Breakthrough Awards 2025の「Best New Technology Solution – Opthalmology」に選出されました。今年で9回目を迎える同賞は、さまざまな医療技術分野における卓越性を称えるものです。今年は全受賞カテゴリーにわたり4,500を超える候補が集まりました。

  

  

  

  
【信頼のテクニスブランド共通の独自技術】 

  • 長期安定性
    本製品は素材の合成工程と成型工程を分離するダイヤモンドクライオレースカット製法で製造した独自の疎水性アクリルレンズを採用しています。これにより、レンズ内部に小粒子が輝いて見える症状やレンズ表面が白く濁るといった不具合の発生を抑え、10年以上の長期にわたって高い透明性を維持します。
  • 眼全体の球面収差をほぼゼロに低減
    平均的な角膜は+0.27μm(マイクロメートル)の球面収差11を持っており、テクニスの-0.27μmの球面収差を付加することにより眼全体の球面収差をほぼゼロに低減させます。球面の収差がなくなることで、光線が網膜上に集束し、よりシャープな像を得ることが期待できます。
  • 高いコントラスト感度
    当社独自のアクリル素材はレンズによる色収差の増加を抑制し、高いコントラスト感度を提供します。
  • Tri-Fix 3点固定方式
    レンズを支持部と光学部の3点で固定するデザインが、予測屈折値をズレにくくし、長期にわたる安定性、中心固定性を高めます。

白内障と眼内レンズについて
国内の白内障手術件数は年間約180万件とされており、外科手術の中で最も多く行われている手術です12。白内障は加齢などにより眼の中のレンズの役割を果たす水晶体が白く濁って見えにくくなる病気で、50代で約40%、60代で約70%、70代で約90%、80代では100%に近い方が発症するとされています13。白内障の手術では白く濁った水晶体を吸引除去し、その代わりとなる人工の眼内レンズを挿入します。眼内レンズは、1カ所にピントを合わせる「単焦点眼内レンズ」と複数の距離にピントを合わせる「多焦点眼内レンズ」に分けられます。多焦点眼内レンズは、白内障手術後にあまり眼鏡を使いたくない方に向いています。
人生100年時代と言われる今、年齢を重ねてもアクティブに過ごす高齢の方が増えています。スマートフォン等のデジタルデバイスの普及に伴い、白内障患者さんのライフスタイルやニーズも多様化しています。50~70代の男女を対象とした当社調査14によると、生活行動を近距離・中間距離・遠方距離と分けた場合に、約4割が中間距離の行動(デスクワーク、家事、料理など)であることが分かりました。また、視力矯正においても45.3%が中間距離の見え方を改善・向上したいと答えており、近くから遠くまでの範囲で見え方を改善することが重要であると考えます。当社は、本製品と、昨年発売した連続焦点 / Full Visual Range眼内レンズ テクニス オデッセイオプティブルー Simplicity15」により、患者さんへライフスタイルに合わせた白内障治療の新たな選択肢を提供し、現代人のQOVの向上を目指すとともに、多焦点眼内レンズの新スタンダードを確立してまいります。


【金沢医科大学 眼科学講座 主任教授 佐々木 洋先生のコメント】

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「新しい EDOF レンズであるテクニス ピュアシーが多焦点眼内レンズの選択肢として加わることにより、これまでの多焦点眼内レンズでは叶わなかった見え方を患者さんに提供できる可能性が高まりました。患者さんによってはご自身の40代の見え方に近い視力が得られることも十分に期待できます。特にアクティブな生活を送る方ではテクニス ピュアシーを選択することにより、生活の質が大きく向上し高い満足度が得られるはずです。」


5 TECNIS PureSee™ IOL with TECNIS Simplicity™ Delivery System, Model DEN00V – DFU INT – Z311782, current revision.
6 DOF2023CT4036 – Clinical Investigation of the TECNIS™ Intraocular Lens, Models CV1000 and CV2000. Contrast Sensitivity Outcomes. 17 July 2023.
7 DOF2023CT4012 – Photic phenomena evaluation of the TECNIS PureSee™ IOL using natural images. 29 March 2023.
8 DOF2023CT4019 – Laboratory images for halo illustration. 29 March 2023.
9 DOF2023CT4041 – Clinical Investigation of the TECNIS™ Intraocular Lens, Models CV1000 and CV2000. Tolerance to Refractive Error. 17 July 2023.
10 DOF2023CT4043 –Clinical Investigation of the TECNIS™ IOL, Models C1V000 and C2V000. Patient Satisfaction Outcomes. 18 July 2023.
11 球面収差:球面を含む光学系において、点光源からの光線が焦点に収束せずばらつく収差
12 厚生労働省「第8回NBDオープンデータ」
13 Minds 白内障診療ガイドラインの策定に関する研究(H13-21EBM-012)
14 「日常生活に関する調査」 50~70代 /6,796サンプル /調査期間:2024年3月21日~ 25日 /インターネット調査
15 販売名:テクニス オデッセイ VB Simplicity、医療機器承認番号:30600BZX00024000


ジョンソン・エンド・ジョンソンのビジョン事業について

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ジョンソン・エンド・ジョンソンには、患者さんの目の健康の向上を目指し革新的な製品を開発してきた長い歴史があります。毎年4,000万人もの人々の「見る力」(Vision)を支え、改善することが私たちのビジョンの実現につながるという思いを込めた“Vision Made Possible” のメッセージの下、あらゆる世代の人が見え方の向上により素晴らしい人生を送る未来の実現に貢献します。
ビジョン事業は、最先端のイノベーション、材料・光科学の専門性、先端技術により、世界初、そして日本初の使い捨てコンタクトレンズ「アキュビュー® 」や、白内障手術領域や屈折矯正手術領域における眼科医療機器、医薬品、サービスを提供し、トータルアイヘルスのリーダーとして患者さんの視力および視機能向上に取り組んでいます。人生100年時代と言われる今、目の健康寿命の延伸に貢献します。
詳しくは以下URLをご覧ください。
https://www.surgical.jnjvision.jp/
https://www.acuvue.com/ja-jp/


ジョンソン・エンド・ジョンソン について

ジョンソン・エンド・ジョンソンは、健康こそすべてだと考えています。ヘルスケアイノベーションにおける私たちの強みが、複雑な病を予防、治療、治癒し、治療をよりスマート化した、低侵襲なものに進化させ、一人ひとりの患者さんに合ったソリューションを提供することができる世界を築く力になります。Johnson & Johnson Innovative MedicineとMedTech(メドテック)における専門性を生かし、将来の飛躍的な進化に向けてヘルスケアソリューションの幅広い領域でイノベーションを推し進め、人々の健康に大きなインパクトを与えていきます。

(c) AMO Japan K.K. 2025 (c) Johnson & Johnson K.K. 2025  2025PP09440

 


将来の見通しに関する記述
このプレスリリースには、TECNIS PureSeeに関し、米国の1995年私的証券訴訟改革法で定義された「将来に関する記述」が含まれています。将来予想に関する記述に依拠することがないようご注意ください。それらの記述は、将来の事象に関する現時点での予想に基づいています。基礎となる仮説が不正確であることが判明した場合、又は既知もしくは未知のリスクもしくは不確実性が具体化した場合、実際の結果はジョンソン・エンド・ジョンソンの期待及び予測と著しく異なる可能性があります。リスク及び不確実性には、競合他社による技術的進歩、新製品や特許取得などが含まれますが、これらに限定されません。臨床的成功及び規制当局の承認取得の不確実性、新製品の研究開発に固有の課題、新製品及び既存製品の商業的成功の不確実性、特許への挑戦、特許満了の影響、内部又はサプライチェーン内での製造上の問題又は遅延、製品回収又は規制措置に至る製品の有効性又は安全性に関する懸念、重大な有害な訴訟又は政府の措置(製造物責任請求に関連するものを含む)、関連法規の変更;医療費抑制傾向、ヘルスケア製品及びサービスの購入者の行動及び支出パターンの変化なども含まれます。これらのリスク、不確実性及びその他の要因の詳細なリスト、説明については、「将来予測に関する記述に関する注意事項(Cautionary Note Regarding Forward-Looking Statement)」や「リスク要因(Item 1A)」のセクション、またはジョンソン・エンド・ジョンソンの四半期報告書(Form 10-Q)及び証券取引委員会へのその他の提出書類をご参照ください。これら書類は、オンライン(www.sec.gov, www.jnj.com)でご覧いただくか、もしくはジョンソン・エンド・ジョンソン宛てにご請求ください。このプレスリリースに記載された将来見通し情報は、当プレスリリースの日付時点におけるものです。ジョンソン・エンド・ジョンソンは、新たな情報又は将来の事象もしくは進展の結果として、将来見通し情報を更新することを約束するものではありません。

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