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事前研修:2019年

TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラムの事前研修を仙台で開催

TOMODACHI J&J災害看護研修プログラムの事前研修が2019年6月8日(土)・9日(日)と2019年7月6日(土)・7日(日)の2回にわたり宮城県仙台市の東北大学の災害科学国際研究所で開催されました。本年度は参加対象を日本全国の看護学生および院生までに拡大しました。その結果、専門学校から大学院まで、また東北圏だけではなく関東圏を含む多彩な8名の学生が第5期の看護学生が参加しました。事前研修の目的は、8月の米国研修前に、参加者および関係者が集結し、目的意識・学習意識の向上を図る事です。

事前研修1(6月)では、本プログラムの本質や全体の流れをしっかり理解すると共に、最も重要なテーマでもある「リーダーシップとは?」という点にフォーカスを置き、初日はディスカッションやワークショップなどを行いました。さらに「このプログラムを通して、自分はどのように成長したいのか」「何を達成したいのか」という到達地点を明確にすべく、一人一人が学習目標と行動目標の二つの目標を打ち立てました。

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例年恒例となっているプログラム卒業生(アラムナイ)によるセッションでは、前年度参加の4期生4名がこのプログラムを通して学んだこと、得たもの、それが現在どのようにつながっているか、という成果や学びについて共有しました。今年度の参加者たちは、先輩が堂々と発表する姿を見て、「自分も1年後同じようになっていたい」と刺激を受けました。

2日目のセッションでは、「災害医療・災害看護」の専門的な分野に関して、東北大学 災害科学国際研究所 災害医療国際協力学の江川新一氏による講義、さらに東日本大震災直後は東松島高校へ支援要員として派遣され、現在は熊本県で養護教員をしている濱田知寿子氏をお招きし、パネルディスカッションを行いました。

昨年までのフィールドワーク(被災地訪問)とは角度を変えて、本年度はより「看護」という視点から災害を見つめることに重点が置かれました。「医療従事者から見る災害とは?」「看護師としてできることとは?」など、これから災害看護を学ぶ参加者にとって基盤となる貴重なお話を聞く機会となりました。

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事前研修(2)では本プログラムの米国研修を実施団体であるChildren’s National Health System(米国ワシントンD.C.にある小児専門病院)より現役の看護師であるエミリー・ドローズ氏とダイアナ・フォックス氏をお招きし、米国研修の訪問先やスケジュール詳細のほか、米国における災害医療や災害看護の概要についてお話を伺いました。また、米国研修中に行うスピーチ披露に向けた練習を行い、メンターの先生方やサポートスタッフより細かい指導を受けました。さらに、避難所運営ゲーム(HUG)にも挑戦するなど、米国研修の準備に焦点を当てた内容となりました。

1日目のスピーチ演習では、極度の緊張とそれぞれの想いが溢れ涙してしまう学生も多数いましたが、練習を続け、「自分の軸となっているもの」や「一番聞き手に伝えたい事」へと焦点を絞り、たった一晩の間で見違えるような成長と変化が垣間見えるスピーチとなりました。

2日目には、昨年度参加のアラムナイ(プログラム経験者)である4期生の豊川幸世氏と松野下彩氏が、帰国後の地域への学びの還元のための個人アクティビティについて、自身がどのように実施したかを紹介しました。企画を立てることの難しさや、企画実行に伴う必要不可欠なプロセスなどを自分たちの経験談を交えながらの発表は、帰国後すぐに5期生がアクテビティを実行するためにも、貴重な話しとなりました。

第1回、2回の研修を通して、5期生はお互いをしり、学びあうチームワークが芽生え始めました。個人の成長はもちろんチームとしても、米国研修後の成長がさらに期待されます。