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J&J社員の自発的なグループERGの内の1つであるGenNOWメンバー alt
DE&I

世代を超えて、対話を深める GenNOWの挑戦

ジョンソン・エンド・ジョンソンは、DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)を重要な戦略として設定する中、DE&Iの啓発を行う社員の自発的なグループ(ERG=Employ Resource Group)が複数あります。すべての世代の多様性と個性を活かす「GenNOW (GenerationNOW)」もその1つ。若手社員からベテラン社員まで約60人のメンバーでつくるGenNOWは、世代間の対話を深め、成長し続ける組織をつくるため、リバースメンタリングの導入やスタートアップマインドセットの醸成などさまざまな活動に挑戦しています。中心となるメンバーに活動や展望を聞きました。

  • ON NOW
    関根 祐治
    J&J 日本法人グループ 人事部
    HR Head/GenNOW Sponsor
    関根 祐治
    J&J 日本法人グループ 人事部
    HR Head/GenNOW Sponsor
  • ON NOW
    赤倉亮子
    メディカル カンパニー 薬事本部
    Leader/GenNOW Co-lead
    赤倉亮子
    メディカル カンパニー 薬事本部
    Leader/GenNOW Co-lead
  • ON NOW
    坂 安優未
    メディカル カンパニー 薬事本部
    RA Specialist/GenNOW Co-lead
    坂 安優未
    メディカル カンパニー 薬事本部
    RA Specialist/GenNOW Co-lead
  • ON NOW
    仁瓶 太郎
    メディカル カンパニー IT本部
    IT Head/GenNOW Pillar lead
    仁瓶 太郎
    メディカル カンパニー IT本部
    IT Head/GenNOW Pillar lead
  • ON NOW
    佐藤 悠樹
    ヤンセンファーマ株式会社 研究開発本部
    Project Manager/GenNOW Action member
    佐藤 悠樹
    ヤンセンファーマ株式会社 研究開発本部
    Project Manager/GenNOW Action member

「全世代がつながり、主役となれる会社を目指す」 2023年度は6つの活動を展開

  
日本法人グループのGenNOWの立ち上げは2021年4月。活動をリードしている赤倉亮子さんと坂安優未さん(メディカル カンパニー 薬事本部)はともに30代の中堅社員です。

超高齢社会といわれる日本において、世代の多様性を活かしていくことは重要だと考え、世代の多様性に着目したERG、GenNOWを立ち上げました。GenNOWのビジョンは、「全世代がつながり、主役となれる会社を目指す」です

  
GenNOWは以下の3つのミッションを軸に活動しています。

  1. 世代・カンパニー・部門の多様性を活かした新たなビジネス価値創造
  2. 未来に備えて、すべての社員がチャレンジして成長できる環境づくり
  3. 未来の働き方・イノベーションを実現するマインドセットの醸成

  
2023年度は次の6つの活動をしています。

  1. ベテラン社員がメンティー(相談する側)になり、若手社員がメンター(相談を受ける側)になるリバースメンタリング
  2. 自己の成長を考え、他者と共有することで成長を加速させるワークショップ
  3. 世代間の違いを認め、全世代が生き生きとする職場づくり
  4. 失敗を恐れず、学び挑戦し続ける環境を醸成するための、失敗談に関する講演会
  5. 役職・年齢によらず相互理解を深めるための経営層とのディスカッション
  6. 社員のスタートアップマインドセットを醸成し、イノベーションを起こす風土を後押しする講演会

リバースメンタリングで「無意識のバイアス」のない率直な現場の意見を聞けた

  

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部下から意見を聞こうと思っても無意識のバイアスがかかり、本音を聞けない場面は少なからずある中、率直な声や複数のアイデアを聞くことができた

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注力する活動の1つが、リバースメンタリングです。
リバースメンタリングとは、若手社員(メンター)が経営層やベテラン社員(メンティー)に助言する施策です。
具体的な効果として、役職間で異なる価値観の共有や、エンゲージメントの向上、現場の意見を経営戦略に生かすことができることなどが挙げられます。
GenNOWのリバースメンタリングは、希望する全社員が対象でメンティーがメンターを選び、1カ月に1回、計4回のメンタリングを行います。

参加した人たちはどんな学びがあったのでしょうか。

メンティーとして参加した仁瓶太郎さん(メディカル カンパニー IT本部)は入社25年目。IT部門のディレクターとして事業の舵取りをする立場です。

仁瓶さんはIT責任者として、どんなソリューションが必要か現場の声を聞きたいと考え、あえて「IT活用をさらに促進したい」というビジョンケア カンパニーの20代の営業担当社員をメンターに選びました。

  

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「職場で部下から意見を聞こうと思っても無意識のバイアスがかかり、本音を聞けない場面は少なからずあると考えています。カンパニーや職務が異なるからこそ、現場の1意見として、率直な声や複数のアイデアを聞くことができました」。仁瓶さんはこう振り返ります。

20代の佐藤悠樹さん(ヤンセンファーマ 研究開発本部)も大きな学びがありました。組んだのはヤンセンファーマ ビジネスユニットの40代の支店長です。
佐藤さんは薬の開発チームの運営をしていくうえで、開発側から見えづらい、営業現場での意思決定者の視点や考え方を知りたいと考えていました。

  

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「チームメンバーのマーケターの発言の背景にある営業現場の動きがよくわかり、加えて、将来的に部下を育てていく上で大事な視点も聞くことができました」と振り返ります。

リバースメンタリングを通して、若手社員とベテラン社員の双方が視野を広げ、モチベーションを上げることも、組織にとって有効だと言えます。

若手社員からベテラン社員まで全ての人が活躍できる風通しのよい会社に

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課題解決への思いの強い人が手を上げ、周りをエンパワーするのが強み

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GenNOWのメンバーは、活動を通して成長を感じています。

赤倉さん、坂さんにとって、GenNOWリードを務めることは、初めての経験が多く、挑戦の日々でした。さまざまな世代からなる数十人規模の大きな組織を運営していくこと、GenNOW Japanの代表としてグローバルのリーダーに向けて日本の取り組みをプレゼンすることなど、 本業ではなかなか得られない貴重な機会やプレッシャーを通して、大きく成長できたことを実感しています。また、この経験は仕事でも活かされています。

坂さんは、上司の理解も大きいといいます。「GenNOWでリードとしての活動を始める前に、『これまでのように100%の時間を薬事の業務に注ぎ込むことは難しくなるかもしれません』と上司に相談したところ、『やりたいと思った時に始めたほうがいいです。どんどんやってください』と背中を押してくれました*。個人の意見を尊重し、挑戦する場を与え、理解を示してくれる職場です」と話します。

  
*ジョンソン・エンド・ジョンソンでは業務時間の10%までをERG活動に使うことが認められています。

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人事統括責任者の関根祐治さんは「課題を解決したい思いの強い人が手を上げ、周りをエンパワーするのが当社の強みです。GenNOWの活動はこの強みを体現しています」と話します。

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若手社員からベテラン社員まで全ての人が活躍できる風通しのよい会社をどう作るか。GenNOWは世代間の対話を深めることが鍵と考え、今後もさまざまな意見を出し合い、試行錯誤しながら活動を展開していきます。

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