アキュビュー® の歴史
日本では1991年に国内初めての使い捨てコンタクトレンズとして導入
アキュビュー® (ACUVUE® )は、Accurate(正確な)+ View(視界)に由来する使い捨てコンタクトレンズのブランドです。
1987年、「汚れが蓄積する前に新しいレンズに交換することが、もっとも衛生的なコンタクトレンズの使い方」という発想から、米国で世界初の使い捨てコンタクトレンズとして誕生。日本では、1991年に国内初めての使い捨てコンタクトレンズとして導入されました。
目の健康を一番に考えてつくられたアキュビュー® は、人々のQOVの改善と向上を目指し、あらゆる世代の人が素晴らしい人生を送る「未来」の実現に貢献するため、コンタクトレンズのさらなる快適性や見え方の向上に努めています。
アキュビュー® の歩み
※3 Johnson & Jonson 社は世界で初めてシリコーンハイドロゲル素材を一日使い捨てタイプに採用しました。
アキュビュー® の5つのイノベーション「EYE-INSPIRED™ INNOVATION」とは?
アキュビュー® に搭載されている技術「EYE-INSPIRED™ INNOVATION」(アイ インスパイア―ド イノベーション)は、患者さんや医師の方からの声や要望に応え、患者さんの目の健康と生活そのものの改善を目指し、常に進化を続けています。安全性や高い快適性、クリアな見え方を追求し、コンタクトレンズを装用する現代人の目の健康の課題解決を目指します。
1. 保湿成分PVP※4を配合することにより、1日中うるおいを保ちなめらかに
涙液層の安定をサポートすることで、自然なつけ心地とクリアな見え方へ
コンタクトレンズ装用時に気になる乾燥。コンタクトレンズとまぶたの間に存在する涙液が不安定になると摩擦が増加し、不快なつけ心地や乾燥につながります。まばたき時の摩擦は、一日の終わりの快適性に関係があると言われており、コンタクトレンズには摩擦が少なくなめらかな涙液表面を保つことが求められます。
目と涙液の機能にヒントを得て、コンタクトレンズ上の涙液を安定させるため、涙液中のムチンに似た性質をもつ保湿成分PVP※4を配合しています(一部製品除く)。これにより、涙液層の安定性が保たれ、より自然なつけ心地とクリアな見え方が得られます。
※4 PVP:ポリビニルピロリドン
2. 紫外線カットで「目の日焼け」対策
朝から夕方まで紫外線を浴びる目の対策を行うことが重要
紫外線は季節を問わず、瞳に届いており、紫外線は皮膚だけでなく、目にも影響を及ぼし、眼病の原因になる可能性があるといわれています。そのため、朝から夕方まで紫外線を浴びる目の対策を行うことが重要です。
この紫外線が目に与える影響からヒントを得て、有害と言われる紫外線から目を保護するため、すべてのレンズにUVカットの技術を組み込んだ独自のコンタクトレンズを開発しました。目の老化やさまざまなトラブルの原因にもなる紫外線から目を守りましょう。
※5 Johnson & Johnson VISION CARE, INC. データより。UV吸収剤を配合したコンタクトレンズは、UV吸収サングラスなどの代わりにはなりません。本製品の使用と、紫外線に起因する眼障害リスク低減の関係については、臨床試験において確認されておりません。
3. エッジ部分が薄くなめらかなカーブのレンズデザイン
毎日を快適に過ごすため、つけ心地の良いコンタクトレンズを選ぶことが大切
コンタクトレンズをつけると目がゴロゴロする、などの装用感に悩む方は多く、その要因にはレンズのデザインも関係しています。毎日を快適に過ごすため、つけ心地の良いコンタクトレンズを選ぶことが欠かせません。エッジ部分(コンタクトレンズの最先端部分)を薄く、なめらかなカーブにすることで、より快適な装用感を目指しました。
4. アキュビュー® 独自の、瞳孔の大きさの違いに配慮したレンズ設計で、近くも遠くも薄暗くても快適な見え方へ
遠近両用コンタクトレンズで、日常生活をより快適に
手元のスマホなどの文字が読みにくい、薄暗い場所で近くのものがみえにくい、と感じ始めた方はピント調節力が弱くなっている可能性があります。近くも遠くも薄暗くても快適な見え方を目指した遠近両用コンタクトレンズがおすすめです。
年齢や遠視と近視の度合いによって一人ひとりの瞳孔※6の大きさは異なります。このことを配慮し、最適なレンズを選んでいただくため、171パターンのレンズ設計を用意しました。瞳孔が大きい若年(初期老視)の近視の方から、瞳孔が小さい高齢の遠視の方まで、多数のパターンを提供しています。
※6 瞳孔とは、眼球の虹彩の中央にある円形の小孔
5. まばたきで乱視とレンズの方向が瞬時にあう設計で、どんな姿勢でもブレずに安定したクリアな見え方が続く
まばたきで乱視とレンズの方向が瞬時に合う設計で
いつでも安定した視界が得られる
ものがぼやけたり、二重に見える乱視で生活のしづらさに悩む方も少なくありません。乱視には方向があり、乱視と乱視用コンタクトレンズとの方向がずれると視界がぶれてしまいます。このずれを解消するには、それらの方向を合わせられる乱視用レンズが必要です。この観点を追究し、どんなシーンや姿勢でも瞬時に乱視と向きが合うレンズを開発。安定化スロープにより、まばたきで乱視とレンズの方向を瞬時に合わせるという独自設計で、ブレないクリアな視界が続きます。
Eyelid Stabilized Design(アイリッド・スタビライズド・デザイン)
現代人の目の健康を考え、アキュビュー® 独自の2つの新技術を追加※7
現代社会の目の健康における課題
デジタル環境が加速したことにより、現代人の目は、以下のような過酷な状況にさらされています。
- メディア接触時間は2019年に対し24%増※8
- スマートフォンの保有者は93%※9 タブレットの保有者は38%※9
- デジタル機器使用時に疲れ目を感じる人は77%※10
- デジタル機器使用時には瞬目回数が60%減少し、涙液層の不安定化や不快感の原因に※11※12
※7 新技術は「ワンデー アキュビュー® オアシス® MAX」「ワンデー アキュビュー® オアシス® MAX マルチフォーカル」にのみ搭載
※8 博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所 「メディア定点調査2023」n=2,060, 20-69歳男女
※9 博報堂生活総研「生活定点調査 1992-2022」n=3,078, 20-69歳男女
※10 Portello JK, et al.:Ophthalmic Physiol Opt 32(5):375-382, 2012.
※11 Tsubota K, et al.:N Engl J Med 328(8):584, 1993.
※12 Patel S, et al.:Optom Vis Sci 68(11):888-892, 1991.
このような過酷な環境で、コンタクトレンズは患者さんの視覚の質、生活の質を支えることが求められています。
また、468人のコンタクトレンズ装用者を対象とした調査において、75%の患者さんが、「より快適な装用感とよりクリアな見え方のコンタクトレンズが欲しい」と回答※13しています。
デジタル機器の長時間使用など、目を酷使する環境が当たり前になった今、アキュビュー® は、現代人の目に求められる多様なニーズに応えるため独自の技術を開発しました。
※13 JJ Data on File 2022. 2022 ACUVUE OASYS MAX Patient Need State Survey
新製品「ワンデー アキュビュー® オアシス® MAX」「ワンデー アキュビュー® オアシス® MAX マルチフォーカル」に、アキュビュー® の2つの独自技術※7「ティアステイブル™ テクノロジー」 「HEVフィルター」を搭載
1.保湿成分を分布させる独自の技術で、涙液が安定し1日中快適なつけ心地
コンタクトレンズ上の涙液を安定させることで、
よりクリアな視界となめらかなつけ心地へ
デジタル機器の使用時間の増加に伴うまばたき回数の減少により、目にとってより過酷な環境となっています。まばたき回数の減少により涙液層が不安定になると、目の乾燥などの不快感の原因につながります。
この現代人の課題に対し、「ティアステイブル™ テクノロジー※14」を開発。
「ティアステイブル™ テクノロジー※14」で涙液中のムチンに似た働きをする保湿成分PVP※4がコンタクトレンズ内に最適に分布されます。これにより、涙液安定性が向上。また、コンタクトレンズからの水分蒸発が抑えられていることも特徴です。涙液が安定したことにより、クリアな視界につながるだけでなく、まばたき時の摩擦が減り、1日中なめらかなつけ心地につながります。
※14 ティアステイブル™ テクノロジーは「ワンデー アキュビュー® オアシス® MAX」「ワンデー アキュビュー® オアシス® MAX マルチフォーカル」にのみ搭載
2.光のノイズをカットし、色鮮やかで快適な見え方をサポート
見え方の質に影響するとされる、散乱しやすい短波長光の透過を低減
デジタル機器の使用時などに感じる光の散乱で不快な見え方※15に困っている方も多いのではないでしょうか。
散乱しやすい短波長光(380-450nm)はエネルギーが強く、ものを見る際に妨げとなる不快な光として認識されることがあります。この短波長光を約60%以上※16カット※17することにより、さらにクリアに色鮮やかで快適な見え方を目指しました。
※15 Van Den Berg TJ, et al.:Am J Ophhalmol 144(3):358-363, 2007
※16 「ワンデー アキュビュー® オアシス® MAX マルチフォーカル」は約55%カットとなります。
※17 JJV Data on File 2022. TearStable™ Technology Definition.
HEVフィルターの有無による光の見え方の例
※ HEVフィルターによる健康上の利益を伝えるものではありません。HEVフィルターの有無による光の見え方の比較を目的としております。短波長光の透過を低減することによる臨床的意義については現時点では明らかではありません。当動画は一般消費者向けです。
現代人の目の健康を考え、2つの新しいコンタクトレンズが登場
独自技術「ティアステイブル™ テクノロジー」と「HEVフィルター」を採用した、
使い捨てコンタクトレンズ「ワンデー アキュビュー® オアシス® MAX」と使い捨て遠近両用コンタクトレンズ「ワンデー アキュビュー® オアシス® MAX マルチフォーカル」が登場。
現代人の目の健康課題である不快感・乾き・視界のぼやけからの解放を目指します。
特に、老視世代は、以下のような加齢の影響で生じる現象で、コンタクトレンズ装用の継続をあきらめてしまう人もいます。
- 手元が見えづらい
- 目が乾きやすい
この老視世代のニーズにフォーカスし、近くも遠くも薄暗くてもクリアな視界になるよう、一人ひとり異なる瞳孔の大きさの違いの最適化したレンズ設計に加え、「ティアステイブル™ テクノロジー」と「HEVフィルター」の3つの技術を集結。この技術が取り入れられた、使い捨て遠近両用コンタクトレンズ「ワンデー® アキュビュー® オアシス® MAX マルチフォーカル」は、近くも、遠くも、薄暗くてもクリアな見え方を目指しました。
コンタクトレンズは毎日使うものだからこそ、その積み重ねが一生の目の健康につながります。ジョンソン・エンド・ジョンソンは、一日一日の快適さだけでなく、目の健康寿命の延伸に貢献します。
販売名・承認番号:ワンデー アキュビュー オアシス MAX・ 30400BZX00143000/ワンデー アキュビュー オアシス・ 22800BZX00049000/ワンデー アキュビュー トゥルーアイ・ 22200BZX00226000/ワンデー アキュビュー モイスト・ 21600BZY00408000/アキュビュー・ 20300BZY00736000